CT検査

短時間の撮影で頭部・胸部・腹部などの
3D画像を作成し精密検査が
可能な機器です
当院では、FUJIFILM製の最新型マルチスライス(16列型)全身用コンピュータ断層撮影装置を導入しています。
患者さまに苦痛や負担を与えることなく、検査を受けていただくことができます。
CT検査の特徴
CTは「Computed Tomography:コンピュータ断層撮影」の略です。普通のレントゲン検査と同じくX線を用いて身体の断面を撮影し、コンピュータで再構成することで、詳細な画像を得ることができます。
撮影時間が短く5分から10分で終わるため、患者さまの身体への負担が少なく、検査時の痛みもありません。
ペースメーカーや金属インプラントがある方も、撮影が可能です。
撮影したデータをもとに、3D(立体)画像を作成できるため、より詳細な診断や治療計画に活用することができます。
- 検査時間:5分~10分で終わります。痛みはありません。
- 料金:約5,000円程度(3割負担の場合)
- 放射線被ばくについて:一般的に医療用放射線で健康被害が生じる可能性は極めて低いと言われています。被ばくによるリスクと診断の必要性を天秤にかけて判断することが必要になりますので、不安な方は遠慮せずご相談ください。
- 造影剤について:当院では造影剤を用いた検査は行っていません。診断の際に造影検査が必要と判断した場合は、連携病院をご紹介します。
CT検査で発見できる病気
- 頭部
(脳・頭蓋骨) - 脳出血(くも膜下出血、脳内出血、硬膜下・硬膜外血腫)
脳梗塞(急性期の診断はMRIが有効だが、出血の有無をCTで確認可能)
脳腫瘍(良性・悪性腫瘍の発見)
頭部外傷(骨折、出血の有無)
水頭症(脳脊髄液の貯留) - 胸部
(肺・心臓・大動脈) - 肺がん(早期発見に有効)
肺炎・結核・間質性肺炎(感染症や炎症性疾患)
気胸(肺の一部が破れて空気が漏れる病気)
肺気腫(COPD)(慢性閉塞性肺疾患)
大動脈解離・大動脈瘤(血管の異常)
肺血栓塞栓症(肺塞栓症)(血栓による肺の血流障害) - 腹部
(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・消化管) - 肝がん・肝硬変・脂肪肝(肝臓の疾患)
胆石症・胆のう炎(胆のうや胆管の異常)
膵がん・膵炎(膵臓の病気)
腎がん・腎結石(腎臓の疾患)
虫垂炎(盲腸)(急性腹痛の原因を特定)
腸閉塞(イレウス)(腸の詰まり)
腹部大動脈瘤(動脈の異常)